花形装飾活字を愛でる その19


2258と2259。 まずはじっくりと眺めて見ましょうか………………………………。 うーん逸脱ですね。 最高です。 多分1日中見てても飽きないすね。 洗練された造形はもちろんの事、 なによりもこの躍動感は、 これこそがシリーズ60なんだぜ!って主張してるようです。 ようこそって感じです。 いいなあ好きだなあ。 今までの基本形がいわゆる「組む」為のものであり、 これは「装飾」を前面に押し出しているのがわかります。 また、 その工夫も今までの基本形にはない凄いものがありました。 これもまた拡大したおかげで気付けたところであり、 スゲーな職人!彫った人!もしくはそれを企んだ人!ってなります。 まず、 一応書いておきますが、 線を彫る時にはその両側が発生します。 鉛筆の引くように1本ではなく、 2本の線によって1本の線を表現します。 というか鉛筆の線もまた2本の線で表現されてる訳ですが、 それは置いといて。 今までの基本形にも同じように円の部分等の工夫は見られましたが、 これは逸脱でした。 拡大した画像をよく見てみると、 線の上にある1つずつのオブジェクト(ひし形とかのやつ)が、 両側の線毎に微妙にズレているのがわかります。 けれど、標準の大きさにするとまったくわからんのですね。 多分これはこの装飾の躍動感を優先した結果だと思います。 独特なボリューム感というか、 「動いている」感じはシリーズ60の中では随一に感じます。 もちろん、造形による追求がそうしている訳ですが、 これがもし正しくズレていなかったらば、 なんとも物足りないものになっていた事でしょう。 トレースしていた時の感想としては、 比較的、全体として線が細かったように思います。 実は躍動感はこの線の太さからも追求されているのだと気付く事が出来ます。 おたまじゃくしの部分を見て欲しいんですが、 左下のやつがわかりやすくて、 カーブの部分が実に疾走感に溢れているように表現されています。 これは川に近い。 硬いかたまりというか固体というよりかは液体に近いもの、 まるで飴が溶けたり鉄が溶けたりしてビューンと伸びたものです。 自由に力いっぱいな感じを受けます。 逆に、 右側の多くのおたまじゃくしは流れが留まっているような印象です。 オブジェクトの配置も、 なにかこうおたがいがぶつかりあって抵抗しあっています。 けれどここが大きなポイントです。 図案としてイメージとして見てみると、 この流れの始まりは右下の部分にあるのがわかります。 そこから、 凄いパワーで一気に左側から渦をまくように中心に向かっています。 最後の先端を見てみると始まりから枝分かれした流れとぶつかりあって、 水飛沫でしょうか独立して球体を配しています。 これからはわかるのは、 この図案はループしているのです。 しかもそのループはとてつもない工夫と創作の中でおこなわれているのがわかります。 やっぱスゲー。凄すぎて鳥肌がたちます。 そのおかげで、 疾走感や躍動感に溢れながらも、 きっちりとしてまとまりがありボリュームがあるのです。 例は、 今回から、 今までに紹介した基本形を織り交ぜながらのものになっています。 かなり面白すぎました。 だってずっとこれがしたくてトレースしてたんだもの、 その我慢してたのがドバーっと出てしまった感じになっちゃって申し訳ない。 いやあ、いいなあ、こんなの見るとドーパミンがでちゃうよね。 あ、ちゃんと解説しなね。 ええと、 見ての通り今回の図案は2箇所に使っています。 対象的に配しています。 配するだけで紙面に一気に動きが出てきているし、 独特なボリューム感で、 見た目的にもなかなか見ごたえのあるものになっていると思います。 たしかに整理性の面では、 今までの基本形には劣るけれど、 お互いがないものを補うような組むという目的の完璧さを感じずにはいられません。 実際にこれ組んでる時も楽しすぎましたから。









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