花形装飾活字を愛でる その20


2260と2261。 これはもう神だと思います。 正方形の図案で、 ボリュームがあり力強い印象があります。 上半分だけ見てみると、 前回の2258と2259に近いのですが、 この装飾の特徴の部分として下部が止まっています。 上部の抽象的かつ流動的なイメージに対して、 下部は具体的な描写で上部と対比するような形で配置されています。 イメージの始まりはおそらく右下でしょう。 そこから左上に向かい、 右下の描写的な部分を避けるようにして渦を描くように中心に向かっています。 そして枝分かれした左下の流れは描写的な部分とぶつかって、 水飛沫を球体として描いています。 もしくは、 枝分かれしたのは、 大きな流れが右下の大きな塊とぶつかったからで、 それで枝分かれし、 その枝分かれした際に出た水飛沫の表現かもしれません。 右下の描写部分については、 いろいろな解釈が考えられると思います。 1つは最初に書いたように流れとは別の、 その流れを誘導、または追い込む押し込めるもの、 例えば塀のようなものか水車、噴水。 それが織り成す一連の流れ。そして終焉。 もう1つは、 それがきっかけで流れが始まっているという考え方。 右下の花のような表現は何か力強いものが溢れている表現で、 そこから流れが発生し、 最終的にはそれにぶつかって、 またその流れに引き込まれていくループ。 なんにせよ、 右下の花のような描写は、 それそのものが形なのか、 なにか動き、力みたいなのを表現したものかで装飾の意味が変わってきそうです。 けれど全体的に見てみると、 2つの大きな力がぶつかってバランスを保っているようにも見えます。 うーん、これにはまだ考察が必要のようです。 ただ、実際にパーツの1つとしてみたときに、 単品で見るとどうもドッシリとしたボリュームのある造形なのですが、 複数で絡めて見てみると、 実は力強い動きのある図案である事に気付かされます。 美しいというよりかは凄いカッコイイ図案だと思う。 男性的というか骨太な感じはします。 あ、 そうだ書くの忘れてた。 これってスゲー「組む」という事をキチンと考慮されてます。 前回もそうやったけどね。 左下と右上の小さい渦は、 他の装飾との連携を促す為のもんやと考えられます。 この大きめでゴッツイ感じの装飾で、 感じ的には使いにくそうですが、 たしかに場所を考えないと、 目だってしかたないですが、 これはこれで器用にいろんな装飾と連携したりします。 組む時のヒントとしては、 前回も含めてやけど、 単品毎を観察する事でいっぱいヒントが隠されています。 流れを作ったり堰き止めたり、 それは複数との連携でも同じ事がいえるのです。 是非、そんな感じで1つのストーリーを描くように組んでみるのも、 ありやと思います。









最新のLOG
Facebook版「花形装飾活字を愛でる」はこちら

http://www.fengfeeldesign.org/