花形装飾活字を愛でる その27


2271と2272。 とてつもなくいい形をしています。 まず見た目にカッコイイ。 もうここらへんからはそういうのんばっかですけどね。 ここまで流動的な図案がありえるのかと思わずにはいられない、 それくらい凄い動きのある図案です。 その動きは外へのものではなく、 キチンと内部で処理されており、 その存在感を眩しくまでも示してくれている。 内在しているパワーのおかげで、 非常に他との版と連携が容易な上に、 今までにない向きでのアプローチが可能な設計になっているので、 よく似た形がある中で(オイラは全然違うと思うんだけど)、 差別化が行われていて、 組み合わせるパターンの多様性を、 ここでも垣間見ることが出来る。 右下からイメージが始まり、 左上に向かって進んでいき、 下に向かって渦を巻いている。 と、 ここまでは他の図案とはなんら変わらない部分。 大きく違うのは、 イメージとして渦よりも、 その最下部のおたまじゃくしに集中している事がわかる。 そこから波状するように渦が出来ている。 しかも、 不可解な右側の渦。 多分、 図案としてはこれが無くっても左側に渦1つだけで成り立っているはず。 それをわざわざ、 おたまじゃくしのイメージを大きくし右側にもう一つ渦。 これは何を意味しているんだろう。 ループ。 うーん、最初そう思った。 有り得そうだけど、 そうかなこの形ではそのストーリーは難しいような気がする。 図案全体を見てみると、 実に流動的な印象だけど、 よく見ると飽和状態というか、 右下から左上に行くまでに、 飛び上がるのかと思うくらいの力で進んでいるのに、 その終わりが、 大きなおたまじゃくし1つ委ねられていて、 その余力で渦が発生しているようにも見える。 だとすれば、 むしろ正しくないのは、 左側の渦という事になる。 右側の渦の方が自然に発生している感がある。 最初の抑え切れない程のパワーを我慢出来ずに、 噴出しているようなそういう感じを受けるのだ。 バランスの妙。 この図案を一言で形容するならこれでしょう。 この小さい空間でどこまで描くのやら、 単体で使っても、 組み合わせて使っても、 その内在するパワーを表現する事が出来る。スゲーなおい。









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