花形装飾活字を愛でる その35


2281と2282。 これって縦にした方が構造がわかって面白いね。 どうもこれって大きいほうから段々と小さい方へと見てしまうけど、 キチンと見てみるとそうじゃない。 かなり植物ですよねー。 パッと見てみる流動的な版なんだけど、 実は植物。 これは不思議。 動く植物。 いろいろ解釈はありそうです。 時間をも表現しているのだとすれば、 植物の伸びるその生命力と、 本当はずっと時間の掛かることを瞬間を図案に込めているという事になる。 動物的なイメージなのだとすれば、 その動きや流動的な繋がり筋肉やその躍動感を表現してそうです。 たくさんある花形装飾活字の中で、 なおかつアラベスクという装飾の形、または伝統的な形をしているものの中で、 これを選んだのは何よりも、 他を圧倒する自由度とその洗練された設計理念である事は前に書いたとおりですが、 何よりもこれが自然に近い、 自然の現象に近いという事も大きな理由のように思います。 形式的なものも存在していますが、 圧倒的にそのイメージは自然界でも通用するような曲線で構成されているのです。 単に美しいだけなら他のものをトレースする選択肢に入っていたでしょうが、 あたかも失敗している曲線でさえ、 その美しさに繋がっている事は、 その意図なのか偶然なのか…、 実に自然に近いように思うのです。 遠くから見たり近くで見たり、 そのイメージの変化もまたそうなのです。









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