花形装飾活字を愛でる その63


モチーフを織り交ぜます。 とうとうここまできました。 今までのはこれに繋ぐためのプロローグでもあったのような感じです。 エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字は、 装飾性よりも整理性に富んだもんであるのは重々書いて参りました。 で、組む事で初めてその美しさが発揮されるのですが、 もちろん単に組むだけでも素晴らしくなるのですが、 そこへモチーフという概念を持ち込むことで、 より美しくなります。 装飾そのものは無機質なものな上に、 装飾の形のバリエーションが豊富で、 どちらかというと枠に収まらない自由度の高さが覗えます。 それぞれが描く装飾に対するイメージの違いが、 組んだ完成形との違いを産むので、 使いこなせばこなすほどに、 そのオリジナリティが確保される事は間違いないでしょう。 これ程までのランダム性と、 使う側に予知させない装飾は、 おそらくこの版を制作した時点で計画されていたものであると考えられます。 本当に凄いのは、 これを作った人間です。 どれほどまでに、 印刷と向き合い装飾と向き合い、 本当の本当に全てに配慮し、 花形装飾活字への可能性に賭けていたのか等、 想像するだけでスゲー!!ってなります。 これほどまでに完成された花形装飾活字を見た事がないし、 これこそが花形装飾活字という名にふさわしいものなのでしょう。 それが、 モチーフを織り交ぜる事で、 その懐の深さを知り行く事で実感出来るかと思います。









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