花形装飾活字を愛でる その72

花形装飾活字において正しき版とは。 何を正しきとするかという表現が近いかもしれません。 ロケーションや可能性も含めて、 選択肢を自ら自ずと見出し、 その正解が正しき版であるとするべきです。 この場合の正しさとは可能性の一つを指します。 いろんな要素や目的を踏まえて導き出した正解の1つが、 アウトライン化というトレース作業にあって、 花形装飾活字からの可能性の現在における着地点という設定にもあって、 前提としての正しきではなく、 どの地点から汲み取るか選定した正しさの追求。 その正解は無数にあって、 そこからの1つが今回という訳です。 何よりも汲み取らなければいけないのは、 今回の場合というのはその汎用性であると思います。 現代の技術に沿わした汎用性はもちろんの事、 当時の花形装飾活字の特性を生かした汎用性の2つを考慮すべきです。 それらをキープしつつ、 その完成された美術的要素を生かす方法も配慮しなくてはいけません。 重要な事はシュミレートする際に、 重大なミスに気付くかどうかにあります。 ミスを修正する勇気こそが必要です。 また、 修正出来るタイミングの考慮を作業ベース以前にしておく事も、 工夫の1つやと思います。 最初の考えの修正は容易ではなく、 それが作業を進めれば進める程に実行する勇気の必要が出てきますが、 その完成度をあげるという意味では、 かならず修正はすべきです。 版の完成度とは、 この場合には複数の意味合いがあります。 個々のオブジェクトとしての完成度、 全体を見通した完成度、 最後に実際に組んだ際に発生する完成度です。 最後が一番重要です。 最初の2つも重要なのですが、 実際に組んだ時に違和感が発生するなんて時は、 「失敗」なので諦めて修正する事になります。 そうしていいところの着地点を見つける頃には、 げんなりして、 花形装飾活字の事なんて大嫌いになって、 思わずキー!!ってなって投げ出しそうになりますが、 そこをグッと堪える事で完成に至りますし、 気付けば限定的ではありますが、 花形装飾活字について言えば、 ほとんどマスターしてるってのなもんなのでした。









最新のLOG
Facebook版「花形装飾活字を愛でる」はこちら

http://www.fengfeeldesign.org/