花形装飾活字を愛でる その79

日本の友禅の雛形の図案のアイデアは考えたら花形装飾活字ではないかという話。 実は最初、これをインスパイアする形で、 パーツ四季に分けて組み合わせる事でその季節が表現出来るもの、 (例えば月とススキを組み合わせる等)を考えていたのですが、 ここのところ時間が空くタイミングでそれをずっと探ってみたのですが、 どうも違うみたいなのです。 厳密に言うと面白いものになっていたんでしょうが、 花形装飾活字のエッセンスとしては失敗な気がするのです。 考えれば花形装飾活字の在り方に似ているのですが、 そのニュアンスに違いがあるような気がします。 ただウマイ事良い部分だけを汲み取ることで形になってくれそうでしたが、 「版」として構築する事を考えた場合に単なる素材集になってしまうのではないか、 単に絵柄を組み合わせるという事と整理性の高まりの中で、 四季というイメージは果たして正しいのか、 とまあ、 使うべきシーンを選ぶものにはしたくないというのが当初の目的でしたし、 それに照らし合わせるとどうやら欠点が浮き彫りになるような感じなのでした。 イメージを構築するのではなく装飾を構築するといえば分かりやすいでしょうか。 その構築がイメージの場合に例えば四季である場合は、 「限定」されてしまうという点において失敗なのです。 それは花形装飾活字としての機能を無視するものになるのだと思います。 オブジェクトとしての美しさはもちろんの事、 組んだ時の整理性となによりも「形式」としての美を、 どれだけ限定せずに構築するかが今回の新しい花形装飾活字制作の肝だと感じます。 それを最大源に高めたのが今回の配布しているエンスヘデの装飾活字という訳です。 にしてもスゲーもん作ったよなと、 もう既に完成の域でこれ以上ものはないのか、 ましてやそれを学んだとして、 同じクオリティを維持しつつ使えるものが作りえるのか、 友禅の雛形図案のエッセンスを汲み取るのは惜しい線な気がします。









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