花形装飾活字を愛でる その131



「波紋」これこそが内側と外側の異質空間を実体として、可能性として示したものです。 隔てているが全てが繋がっておらず外側へ行く程に疎外感さえ感じられます。 文字という情報がきっかけになって生まれた波紋。 その外にはどのような紙面が広がるというのでしょうか。 内蔵されたイメージは装飾に在らず。 全ては白い紙面を生かし、 文字という情報があくまでその発端であるが如く配慮。 いわば白い何もない空白こそが装飾であり道筋なんですね。 動きは加速しているけれど目線の流れは緩やかに。 重要な事はオブジェクトが1つも繋がっていないという事。 これを繋げてしまうと「波紋」には至りにくい。 あくまで同一上の紙面に緩やかな異質空間を作る事で、 強さで保持しない「水草」的紙面構成を楽しんで欲しい。 何が動いて何が静まっているのか、 そして外へ行けば行く程に無になる。 内側もある意味、外側と同じ無だけれど、 まったくの違う異質空間になっている事にも気付いて欲しい。 そしてオブジェクトの動きの向きが円形であるにも関わらず、 目線の動きは内から外に動いている。 装飾の動きの一定が、 紙面に与える影響というのは装飾そのものではないという事です。 うーん、表現があいまいか。 この場合の動きというのは、 装飾ではなく白い紙面そのものであり、 情報という名の文字がそれを制御しているという事です。 つまり文字の配置は内側にあるか外側にあるか、 それとも両方にあるかで、 その空間の異質さと正常さの加減が変化し、 おのずと意味を持ち始めるちゅうことです。 それを調節出来る事でまず第一段階クリア。 それを意識しつつ情報の質量と装飾を加減する「波紋」は、 次回へつづく。









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