花形装飾活字を愛でる その135



「対岸」における紙面構成についてです。 基本的には「波紋」と同じであり、 その効果の違いに対称的な機能を持ち合わせているといったところでしょうか。 紙面における関連性は、 同一上にある限りは無くなるという事は絶対にありません。 どれだけの距離が離れていても、 かならず関連性は発生しています。 そこで「対岸」の着想点を、 関連性を断つフリをする、 もしくはそのように装っていると姿勢を示すというものにすることで、 どうせ関連性は生じるのだから、 その姿勢を示す事で強い関連性を保持しながらも、 まったく違う空間としての演出を作りだしているというものです。 何も配さず、 離して何も言わず構築しちゃうよりも、 いっそ「対岸」を配置する事で、 対象となる情報とは違うという意識をハッキリさせています。 また、そのおかげで文字の大きさが同一であっても、 「波紋」の場合もそうでしたが、 この「対岸」はより強く、 対象となる情報との関連性を持つ事が出来ているので、 区別して「波紋」の時とは違う異質空間どうしの繋がりとして認識する事が出来ます。 その上で、関連性を断つフリをしている訳です。 微妙なニュアンスですが、 実際の紙面上での「波紋」と「対岸」の違いは圧倒的であり、 書く順番こそは間違ってしまいましたが、 今回の内容を踏まえまして前回の回を読んで、 互いの役割の違いを感じとってみてください。









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