花形装飾活字を愛でる その177

という事で、「fuji」における使用の解説は以上です。ズバリ!やっぱ簡単なんですよね。何回も書きますが、簡単だから、使用方法に関してそんなに書くことが無いっていう。なんというか落とし込みの方法の部分で完成の自由を、水草よりもちょこっと無くした感じが、この「fuji」というものでもあって、だから廉価版と書き綴ってる訳ですが、結局というか、やはり、研究という観点でいうところの花形装飾活字という在り方そのものを追求するには、そろそろ限界を感じていたりしています。もちろん可能性という観点で見ると間口は全然広がっているんですが、とりあえず、ある、到達点に達したという感覚が一番近いのかもしれません。テクノロジーに限界は無くても、方法論には限界があるみたいな。これからは多分、この確立した方法論を使って何が出来るかという事をしていくような気がします。もちろんその一方で、ボクが追求した花形装飾活字という方法論は穴だらけでもあって、その穴を埋める作業というのもこれからやっていく事にはなりそうです。「fuji」はボクの中では、まだまだ未完で、もちろん花形装飾活字としては完成しているんだけど、それが実際に使われるシーンがあってこそものだから、未完、なんですね。こういうのは、そろそろどっちかだよなと、感じています。花形装飾活字という存在の物珍しさが薄くなっているというのは凄く感じているし、次にやんなきゃいけない事が、それがいかに現代のシーンにマッチしていて使われるべき対象なのか、の証明なんだろうなと。それを多分この「fuji」という存在をかわきりに行なっていく事になりそうです。詳細は後日発表しますが、やっぱり利用されるべきシーンに沿った花形装飾活字というものが、実は重要で、ただ過去と違うのは、印刷が案外、当時より誰でも出来るものになっているという事実なんだよね。つまりシーンが多様化しているという事。パブリックな存在ではなく、いかに個人のクローズドな世界に沿ったものを考えるかに焦点が当たりつつあるように感じています。それがつまりグラフィックデザインが対処する標的でもあるし、それが同時に花形装飾活字が利用される可能性でもあるんだと感じています。花形装飾活字は定着型のグラフィックデザインだと言えます。長く使えるものだとも言えます。瞬発的な感覚で素材として使うというのは、いささか浅はかなように感じるというか。むしろ、それをグラフィックデザインをする側が所有するのではなく、クライアント個人がそれを所有し、グラフィックデザイナーはそれを利用してグラフィックデザインを行なうというのが、なんというか想像での正しき形なのかなとも思ったりしていて、つまり、ここにある花形装飾活字は、グラフィックデザイナーの側に買って欲しくないというのが本音なんですね。むしろ、個人の「所有物」の感覚で買って欲しいんです。「素材」では決してなくて、これを利用してグラフィックデザインをして欲しいと、グラフィックデザイナーに頼める一手として使って欲しいんですね。これをグラフィックデザイナー側が提案して使うというのは、まず、いささか理想的ではないし、少し花形装飾活字に対して暴力的かなとも感じたりしています。いわゆる家紋のような感覚?消費するんではなくて、ずっと持っていて、それを使い続けるという感覚が花形装飾活字なのかとも感じていて、次にやる事の視点はそこにこそあるという感じです。何もボクは、この花形装飾活字を書体として売り出したい、素材として売り出したいというものではないんです。なんというか、その人のために、花形装飾活字という所有物として仕立てる、仕立て屋さんみたいな事をしてみたいんですよね。これはホント、凄く贅沢な事だと思います。だって、個人で花形装飾活字を持って、それをグラフィックデザインで利用しようと言うんですから!わかりますかね!このウキウキ感。是非一緒に作りたいです。詳細は後日公開なんて書きましたが、是非に声をかけてあげてください!お待ちしています…。









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