花形装飾活字を愛でる その181



オブジェクトにおいてカワイイを得るのは、なかなかに難しい事なんだけど、この花形装飾活字は、まさにそれが実現されている。時に女子的な可愛いさというのは、全体的な要素を含まない創造の中から生まれる、全体像であり、その一部のカワユサの構築をよく考えたのが、この花形装飾活字の特徴だと思います。なんという実際のとこはそういうところで考えたのではないのだろうけど…。これを設計した、ブルース・ロジャースという人は調べていくと、本の装丁屋さんだったんだけど、そうか、なるほどな的な花形装飾活字になっています。有名なCentaurという書体を復刻としてまとめたのもこの人だし、グーグルを調べて出てきた装丁した本も、なるほどな出来栄えでした。なんというか、まさに今でいう女子向けに作ってた人なんですよね。この花形装飾活字もCentaurという書体も、なるほど、そういう趣旨なのかと気付く事が出来るかと思います。いわゆる可愛らしさのツボをウマク押してるんだよなあ。組んでいて細々してるんだけど、全然に古典的で古い要素満載なんだけど、なんか女の人が作ったように出来上がる。どんなに男性的に組んでもです。逆にエンスヘデのやつとかはクセがいっぱいあって、ガチガチに固めた感じがあるんだけど、これは凄くいい感じにゆるいんだよね。紙面の全てを彩る事は出来ないけれど、紙面の中でアイテムを作っていくみたいな感覚。別に全体をデザインして紙をああして仕様をああしてではなくって、同じ仕様でも、配置で遊べるようになっている。オブジェクトそのものも、ややこしくない形状だし、1つ1つが実にちいさい。これって、当時にローコストで版を作れたはずだし、小ささが逆に飽きを来させない一つの工夫になっていたんじゃないかなあ。これこそ、使う人が変われば、どんどんと、その使用が変わっていくような気がします。この方式というのは、背景にある文化が変われば版そのものへ、その特徴の特化は可能なはずだし、逆に版が小さく、ここまで小回りが利くという事は、後々に版そのものも新しく増やす事が出来たんじゃないかなー。なんというか、imagestのやつの考え方をもっとルール的にしてあって、非常に完成度が高いと思います。









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