楽しい印刷物理科学実験 パチカ&OKフロート feat. 花形装飾活字 パチカ編

パチカは竹尾からでている、ポリオレフィンを原料にしている紙です。その紙に熱を加えた版で圧を加えるとフィルム的に圧縮されて透けるという代物です。基本的には先に書いたOKフロートと同じなのですが、パチカはOKフロートよりも原料となる SWPを多く使用していて、OKフロートよりもパチカの方が透ける効果は大きいメリットがありますが、印刷適正は犠牲になっているというデメリットもある紙です。透過した部分はまるで蝋が溶けたような、なんだか不思議な感じを醸し出しています。雪解けのようなそんな感じです。OKフロートは「紙」を基調としたというイメージでしたが、このパチカは原料の「SWP」を基調としたというイメージになりますでしょうか。他のサンプルを見てみても、反応が大きく、「透ける」特徴を大っぴらに使うのなら断然、「パチカ」かなという印象です。ただお固い仕事には使えないのかなと、紙としての機能を若干、放棄してる、もしくは、たしかに印刷適正が良くなさそうなので、設計図通りキチンと作りたい!という時には避けた方が無難かもしれません。ただ、紙のブランド立てとしては、大胆でかつ可能性の幅で言うと、使えるシーンが想像しないところから発生するのは間違いは無さそうな予感です。デザインとしてはOKフロートと同じものを使用しています。もちろん加工はコスモテックさん。知り合いの職人さんに見せたら、十中八九みなさん「職人泣かせの版でやったなあ」と言われますw。OKフロートもパチカも押したら形めっちゃ変わるから位置合わせとかホント現場の判断と技術に委ねられるので、それこそ、ちゃんとそういうコンタクトの仕方をした方が扱うには良い回答なのかなと思います。大量消費的な印刷所を否定する訳ではありませぬが、せっかくデザインするなら、コスモテックさんみたいに話を聞いてくださるみたいな所に頼むのは、とくに今回の紙みたいな特殊なものに関しては、大切になるような気がします。単に、コスモテックさんに頼もう!という話をしているのではなくって、例えば近所に設備と腕の良い印刷職人さんって居るはずなんですよね。ちゃんとそういう人達と話して、切磋琢磨する事で、印刷の世界が広がるというか、単に仕事をする以上に、話しをするという事をした方が絶対に良いものが出来る!という意識にさせてくれるのは、パチカくらい、覚悟決めた紙じゃないと出来ないと感じます。もちろんそれはOKフロートにも同じ事が言えると思います。ここまで新しい紙となると、デザイナーの姿勢が問われるのだよなあ。やってくれる所を探すより、お願い出来る所をちゃんと技術として踏まえててっていうのが、もし、こういう感じの紙が、これから流行して出て来た時に、重要になってくると思います。なのでね、何が書きたかったかというと、このパチカはそれくらい、なんか新しい感じがしたのです。ちゃんとデザイナーと印刷の現場の人が話すべき時が来たのだなあと、正しいデータ以上にそれが必要なのかも。以上、パチカでした。
こちらのポストカードサイズの「楽しい印刷物理科学実験 パチカ&OKフロート feat. 花形装飾活字」を無料にて配布させていただきます。

※今回、加工をしていただいたコスモテックさんでも紹介していただいております。作品の詳しい解説はこちらを見ていただくと一目瞭然です。是非ご覧ください!
→(http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/archives/51727198.html)
2012.02.09 Thursday | 使用レポート1-10 | 16:07 | comments(0) | trackbacks(0) |









最新のLOG
Facebook版「花形装飾活字を愛でる」はこちら

http://www.fengfeeldesign.org/