花形装飾活字を愛でる その204

そうであるか。そうでないように。花形装飾活字というものを扱い、見つめ、そして、この3部作が生まれました。「hug」「糸巻き」「エレキテル」。その合間には、「ウズ」「なめくじ」…etc、幾つもボツ制作もありましたが、なんとか、この3つの制作に落ち着くことになりました。とくに「hug」は「fuji」の次の制作として、「fuji」それが生まれる、その時から、ずっと迷い、見守り、デッサンを続けてきた花形装飾活字です。恐らく、「水草」は言語みたいなもので、「fuji」はそれらをルールにし、「hug」でやっと、デザインになりました。「hug」と「水草」は同等であり、違うとも言えます。もちろん、見た目も違いますし、使い勝手も、その性質も、まったくから違うものでありますが、時系列の中で、200年くらいのスペクタルがある代物でもあります。「hug」の特別は、その制作期間にもあります。実に3年間、その形に至まで、幾つものプロトタイプの中で生まれた、1つの最終形態です。今回の制作の失敗を述べるとするなら、「fuji」から「hug」までの、その過程を見せなかった事にあります。もしくは「水草」から「hug」とも言えるかもしれません。新しい形、ではなく、既存の形。そうですね、順序善く進んでいれば、ちょうど90年代初頭の時に生まれてもよかった仕組みかもしれません。その後追いとも表現していいように思います。ようやくここまで来れました。「糸巻き」「エレキテル」も、同時進行で進んでいきたものなので、これらを同時にリリースできた事は非常に感慨深く思います。単なる技法や、古い時系列の話しではなく、リアルタイムに進める事に終始し、その結果、今、自分達が扱うテクノロジーに並ぶ感じで花形装飾活字を作れた事は、とても誇りに思いますし、印刷が、それに纏わる技術が、これから積極的に助けて行ける体制を整える1つのきっかけとしても、今回の3つの制作があったので、これから、ほんの少し、未来を見る事になりますが、今、この地点として、「hug」「糸巻き」「エレキテル」が生まれた事に賛辞を贈りたいと思います。









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