花形装飾活字を愛でる その207

「hug」が、筆であるか、表現であるかは別にして、本当に示さなければならないのは、それが成立するかどうかであるか、なんですよね。それはすでに「clothing the hug postcard」で、実現出来た訳ですが、fengfeeldesignがやった事というのは、それが表現の場合でしかないのですね。もちろん、道具としての扱いを示した訳ですが、それが、表現として昇華するには、やはり、別の誰かが、使い、利用し、形にする事だと思うのです。そして、それも既に願っています。「REVI+箔押し+hug」こちらの制作により、「hug」は道具として使われ、表現になりました。これは、果たして、デザインではない、と言えるでしょうか。「hug」はデザイン?わかります?わかります?単に、デザインに捉われた人の言葉かもしれないが、今の人達も、めっちゃ捉われてるような気がするんですが、いかがでしょうか。なんか、自由だよーっていう瞬間と、ちゃんと知恵と技術の部分があって、それを分けて考えてしまう事で、表現と、デザインを分け隔てていたのだけど、なんかちょっと勇気が湧くような気がするのです。花形装飾活字って本当は未完で、音楽に連なる楽譜のような、完成を目指していたに関わらず、時代がそれを許さなくなり、途中で終わってしまった作業のようにも感じます。つまり、花形装飾活字は途中であり、fengfeeldesignが扱っている、「PRINTERS'FLOWERS from エンスヘデ活字鋳造所」が単に、その最高峰というだけで、サンプリングするにはまだまだ早いように思うのですね。昨今では、PCを利用したテクノロジーが前衛的な感じなっていますが、花形装飾活字の完成を待たずにテクノロジーが先行した感じがあるのも、事実なように思うのです。これを、この、途中で終わってしまった、花形装飾活字を、終着に向わせたいという思いの中で、「hug」があるような気がしていまして、ちょうど、活版から続く印刷の技術とPC以降という技術との交叉点に置いたものであるとも言えるように感じています。とくに「hug」が特別、という訳ではないのですが、ようやく、頭1つ出たような気がしつつ、これからの制作が楽しみでもあります。









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